企業サイトでのBlogやWikiの可能性 (Vol.1)

とりあえずNucleusをインストールしてみた。
(Nucleus日本語マニュアルはここ)
使い勝手や設定の容易さなどのランニングテストをしてみようと思う。
WikiやBlogは、一般的になり、市民権を得てきている方向ではあるものの、未だ、初心者というレベルの人たちにとって使いやすいものかどうかは、疑問が残る。
Blogサイトは、やはり、そこそこのパワーユーザが、個人用のサイト(しかも、技術的な内容が多い)として立ち上げているものという印象が拭いきれないのは、あながち、私見とも言い切れまい。
しかし、Googleあたりでの検索では、Blogサイトのコンテンツが上位に来ることが多くなってきている。
これは、GoogleのランキングルーチンにBlogが適しているということであろう。
また、Internetやhtmlに関する知識のない人でも、軽微な手間で、日常的に更新していけるという点は、今後のSystemIntegrationのマーケットリサーチとして重要な因子であることは疑いようがない。
以下、SIにおいてのサイト構築/運用ということを前提に思索してみた。
(つまりは、企業が我々SI業者に依頼して、サイトを構築/運用する場合である)


RealSpaceにおいて、上記のようなInternetに関するスキルがあるかどうかという命題と、アクセス者に有用な知識や経験があるかどうかという命題は、本来無関係であるべきである。
従来、SIにおいてのサイト構築では、サイト構成の意味でも、意匠の意味でも、設計の良いサイトを構築することが大きな前提になっていた。
確かに現在ももちろん未来においても、それが重要なFactorであることに違いはない。
しかし、素晴らしい静的なサイトを構築したところで、更新という作業は、大抵の場合、滞りがちになる。
なぜなら、先述のInternetに関するスキル(Internetやhtmlの知識)が足りないからである。
もちろん、そのギャップを埋めるために我々のような業者が存在しているのだが、クライアントが更新したいと思うタイミングで(我々に更新を依頼する手間無しに)、容易に更新できる方が良いに決まっている。
現実に、こちら(業者側)でトリガーを引いて、更新のアイデアを提供することをしたり、更新の原稿を要求しても、更新に至らないケースのほとんどは、このことが大きな原因であろう。
クライアント(依頼者)にしても、自社のサイトに息吹を与えるために定期的な更新が必要なことは分かっている(はずである)。
「この内容の記事を追加したい」
と思うつくことは必ずあるのである。
しかし、本業の多忙さや、更新手続きの煩雑さがジャマをして、実際には、忘れていくのだ。
偉そうな言いぐさではあるが、アイデアが重要であり、アイデアの幼年期の形態は思いつきである。
思いつきをアイデアの範疇にまで昇華させるには、思いつきを軽視せずに、育むことが重要である。
思いつきの段階を、どんどん、追記更新してしまって良いのではないだろうか。

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