マルチメディア…
ブロードバンド…

「これからは、○○の時代だ!」
繰り返され、意味を変質させられて、バズワード化していったキーワードたち…

今でこそ市民権を得ているBlog という言葉も、
黎明期「米国で Weblog ってのが流行の兆し…」などと言われた出した頃の評価は散々なものでした。、

「日本人の気質に合わない」
「ナニもそんなに書くことがないだろ」
「個人の日記なんて公の価値がない」

とこき下ろされたものです。

当時、某コンサルタント協会の理事を務めていた僕は、
「Enterprize な動的Webサイトに、低コストで CMS として流用が可能」
と会合で一席ぶったおかげで、
「どうして、今、数百万円の予算をとれる JOB の単価を、数十万円にさげる努力をしなければならないのか?」
と叩かれまくり、理事の立場を追われたりもしました。

今となっては、突飛でも何でもない事実が、ほんの数年前には、「ITの専門家たち」の間でも、現実味を持って捉えられていなかったのです。

さて、話を戻しましょう。

去年あたりから、クラウド というキーワードが、脚光を浴びています。

クラウド・コンピューティング / クラウド・ソーシング / クラウド・ショアリング…
何にでも乗っかる感じで、派生ワードも増えてきているようです。
よくもまあ、節操なく…とは思いますが…

「クラウドとは!」 …などと、声高にあちこちで言及されているのを横目で見ながら、
「なんだか大変そう」だし、「みんながやったらウチも…でいいだろう…」
と横目でチラ見している方が多いのではないでしょうか?

なにもそんなにおおげさな話ではありません。

少し思い出して下さい。
バブル崩壊以来、アウトソーシング なんてのがもてはやされました。
「なんでもかんでも社内でかかえこんじゃうってのも非効率だよね!」という流れです。

ショートケーキが食べたくなったからと言って、
ホールケーキを焼くオーブンや道具を用意するってのは、アホだから、
おいしいケーキ屋さんで、買ってこよう!
という話です。

必要なときに必要なだけ調達できるなら、その方が楽ですし、
ケーキ屋さんの方でも、お客さんが増えれば、当然の企業努力が出来ます。

「もっとおいしいケーキ」を作るための工夫や設備投資をすることができます。
「自然食材にこだわった安全なケーキ」を作るために、有料農家と契約することができます。

自前でこれらの努力を行うことは、非効率なだけではなく、コスト的に不可能です。

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コンピュータの世界でも、可能な限りのコストパフォーマンスを実現ようとした結果、クラウド・コンピューティング という選択肢ができました。

新しいプロジェクトのために、新規で (とくにサーバとしての) コンピュータ資源を用意する必要がある場合に、
自前で、ハードウェアを用意することが、従来の普通な常識だったのですが、もうひとつの選択肢が提起されたわけです。

必要なときに必要なだけのコンピュータ資源を、時間単位で借りる という選択肢
です。
開発用の環境 / テスト運用用の環境 / ランテスト用の環境 / 本番用の環境 / 繁忙期用の環境
をそれぞれに、それぞれのタイミングで、簡単に用意することが可能になるのです。

「どのくらいのアクセスが考えられるか」
「どのくらいの処理能力が必要とされるか」
を考えて、想定の範囲内での金額で、ハードウェアを用意することから始めていくことは、一般的ですが、

「1日 1000人のユニークアクセスがある」との想定を元に用意されたハードウェアシステムは、
「1日、10万人100万人のユニークアクセス」には耐えられないのは、自明です。

「誕生会の参加者が何人来るか」によって、会場やケーキや料理の準備が全く異なるのと同じです。

それが、クラウド・コンピューティング という手法によって、どうとでも案配できるようになったのです。

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