eZ Publish は、海外では非常に定評のある CMS です。
仏ナショナル・ジオグラフィック誌や豪ヴォーグ誌、英・仏・伊エル誌などの出版メディアの公式Webサイト などでも使用され、MIT (Massachusetts Institute of Technology) や 米海軍 などでの使用実績もあるようです。
eZ Systems 社 による サポート (eZ Publish ソリューション) は有料ですが、eZ Publish 自体は GPL (GNU Public License) です。
何事も体験してみないことには、論じられませんので、インストールしてみました。
後日、インストールの詳細は、書くつもりですが、インストールしていくと、現時点 (09/05/05 現在)のヴァージョンでは、(必ず?)邂逅するトラブルがあるようですので、そのことについての注意だけ先に書いておくことにします。
やはり、このエントリでメモしたエラーは、過渡的な問題だったようです。
コメントにて、munakata さんから「2009/05/07 に リリースされた eZ Publish 4.1.1 のインストーラでは、解決している…」という情報をいただきました。
おそらく、eZ Components が必須というということで、バンドルされたインストーラになっているのではないかと思われます。
ま、エントリを削除するってのもなんなので、修正しておきます (09/05/15)
公式サイトダウンロードページでの最新版は、eZ Publish 4.1.0 4.1.1(09/05/15:修正) で、リンク先は、
http://ez.no/download/ez_publish/ez_publish_4_stable_releases/4_1/4_1_0/ezpublish_4_1_0_gpl_tar_gz
になっていますが、これをインストールすると (つか、「これだけだと」が正しい表現かな…)、インストール中に (MySQL の ユーザ名/パスワード 入力の次のステップで) 必ず下記のようなエラーがでます。
すでに、現行の eZ Publish 4.1.1 インストーラでは、この問題は出ないようです。
※ 問題の原因が、eZ Publish 4.1 以降必須になった eZ Components がインストールされているかどうかをチェックするプロセスでのエラーでしたので、初めてのインストールでは、上記、公式ダウンロードページから、eZ Publish 4.1.1 の With eZ Components 2008.2.2 版を選んだ方が良いと思われます。
以下は、すでに過去の話ということです。(09/05/15:修正)
The execution of eZ Publish was abruptly ended, the debug output is present below.”Fatal error: Class ‘ezcBaseOptions’ not found in [eZ Publish の インストールパス]/kernel/private/options/ezpextensionoptions.php on line 54
Fatal error: eZ Publish did not finish its request
The execution of eZ Publish was abruptly ended, the debug output is present below.”
調べてみたところ…
Problem with installation / Install & Configuration / Forum
André R.「eZ Publish 4.1 だと、eZ Components が要るんだじぇ」
Margarita Grace (質問者)「eZ Components なんてちゃんと Pear で入れてからインストールやってるちゅーの!」
Steven E. Bailey「あんまお勧めしないけど、同じエラーが出て、eZ Components を http://www.ezcomponents.org/docs/install からsvn ヴァージョン落として、libディレクトリ (lib/ezc) に入れたっけうまくいったよん」
てな情報がありましたが、「どの svn を落とすんだよ?で、lib/ezc なんてディレクトリ無いんですけど、作るの?」な疑問により、再度、情報収集開始!
…以下のような情報が…
How to configure the Database. No field for its name / Install & Configuration / Forum
Guy Verville (質問者)「そんなに大事な eZ Components なら、メインファイルに入れときゃいーじゃんよ!そんなつぎはぎな話じゃなくて、すきっと出来へんの?つか、そんな感じのヤツ無いの?」
André R.「リンクされてないけど、ある…っちゃ、ある…」
ということで、見つけました。
ezpublish-4.1.0-with_ezc-gpl
zip: http://ez.no/download/ez_publish/…1_0/ezpublish_4_1_0_with_ezc_gpl_zip
tar.gz: http://ez.no/download/ez_publish/…/ezpublish_4_1_0_with_ezc_gpl_tar_gz
source: http://ez.no/developer/news/ez_publish_4_1_0_released
それを早く言いなさいな…www
コメント
eZ Publishのインストールの件、アドバイスいただいていたのに、お返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
いろいろと試行錯誤して、4/26にさくらインターネットのサーバーになんとか無事インストールまではできていました。
4.1.0は、インストールに問題があったようです。
5/7に公開された4.1.1で、インストールの問題は解消されています。
今日試しにMacBookにインストールを試みたところ、あっさりとインストールできました。
以上、ご報告まで。
munakata さん 情報ありがとうございます。
訂正しておきました。
ちなみに、たぶん With eZ Components 版でOKということですよね?
エラーの原因がそこのようですから…
With eZ Components 版でOKということです。
4.1.1でインストールはスムーズにできるようになったものの、インストール後の使いこなしが難しそうなので、別のエントリーでご紹介いただいているConcrete5をインストールしてみました。
これは、よさげですね。
私が求めていたのは、アクセス制限を細かく設定でき、できるかぎり簡単に使えるツールだったので、今企画しているCMSサイト構築のためのツールをConcrete5に切り替えようと思っています。
concrete 5 は、つい先日 (多分、当該エントリを書いた日)、日本語版が Usagi Project の有志によってリリースされたばかりなので、比較的情報が少ないと思います。
ただ、同様の CMS のミドルウェアは、類を見ないのも事実ですので、色々と調べてみる価値は大きいと思います。
concrete 5 の日本語サイトから、Usagi Project に参加することができます。
日々、着実に、バグ修正や、機能改善が行われている息吹が感じられますので、お勧めします。
一応、Project SNS の 招待メールをお送りしておきました。
テストや追加希望機能を考えるとか、ドキュメント作成に協力するとか、何でもかまわないということですので、お気軽にどぞ!
僕などは、何もしないで、日々、情報だけ頂いています。w