Mステに出演したOASISのノエル・ギャラガーさん「日本の歌番組はクソだし狂っている。AKB48という粗製濫造アイドルにはビックリした」

という話が Facebookでシェアされてて、誤訳を通り越した悪意訳を修正したコメントをメモ。
(今ちょいとググったら同好の士がすでに何人か居るよーなので別にエントリにするまでも…とも思ったが、ま、せっかく書いたし、FBのコメントに書いたことは後で追っかけにくいし…ちうことで…)

いわずもがなですが…
方々に翻訳ミスと見過ごせない意図的な悪意翻訳だらけなので、老婆心をまき散らし整理しますと…

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原文:“Well that tv show was – as predicted – fucking insane.”

悪意訳:「あの日本の歌番組は、おまえらも予想してるだろうけどクソだし狂ってる」

修正訳:「あの番組は、わかっちゃいたけど、ムチャヤバだね」

※ insane は、crazy の少し強いくらいの意味で、crazy の代わりに英国ではよく使われます。

※ ネガティブにもポジティブにもとれますが、どっちかっていうと俗語的にはポジティブに「常軌を逸した」みたいな意味で使われることが多いので、「やばい」というのが近いかと。
fucking insane なので、「ムチャヤバ」くらいで。

※ もちろん この場合の fucking は文字通りのクソを意味するはずがありません。

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原文:“It’s quite difficult to know what these Japanese shows are actually supposed to be about,”

悪意訳:「なんでこんな番組が日本で支持されてるのか理解できない」

修正訳:「この手の日本の番組は、いったい何を目指してるんだか超意味わかんねーw」

※ be supposed to は「〜であるべき」という使われ方をする慣用句ですので、悪意訳は、supposed と supported と間違えていると思われます。

※ 修正役の最後に付加した「w」は、続く文が自国の “Top Of The Pops” を自嘲しているのを読むと、ヘラヘラ笑いながら…な感じだろーと推測するのが妥当だからです。

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原文:“but I’m guessing it was like some kind of version of our very own Top Of The Pops (R.I.P.).”

悪意訳:「まあイギリスにもトップオブザポップスっていうクソ番組があったけどな」

修正訳:「ま、ウチらでいう “Top Of The Pops(終わっちゃったね)” みたいな感じ?」

※ R.I.P. は、直訳すれば、Rest In Peace で、静かに眠れ…なんですけど、もっと軽い感じかと。

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原文:“I was on with a load of Japanese acts one of which was a manufactured girl group called AKB48.”

悪意訳:「俺は一山いくらのクズみたいなジャップの自称ミュージシャンの連中と無理やり共演させられたんだが、
その中に工場から大量出荷された粗悪品みたいなAKB48という少女たちのグループがいたんだ。」

修正訳:「日本人大勢と一緒に出演したわけなんだけど、その中には、AKB48っていう、造られた感じのオンナノコグループがいたわけさ。」

※ a load of を「一山いくら」ってのはギリ許せるかもだけど、「クズみたいなジャップの自称ミュージシャン」なんてどこにも無い。
盛りまくりです。

※ 「無理やり共演させられた」ってのも、訳者の立場になって探してみると、”I was on” の “was” を受動態とでも誤訳したか…としか思えません。
ちなみに、この場合、on air の on もしくは、舞台に on したととるのが妥当かと思われます。

※ manufactured は「(工場で)作られた」な感じなので、「造られた」と訳してみましたが、「粗悪品みたいな」なんて単語はありませんし、manufactured を意訳しているとしてもせいぜい「画一的な」止まりでしょうね。

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原文:“I kid you not. There was maybe 30 of them all between the ages of 13-15!!! I suddenly started to feel very old.”

悪意訳:「これは冗談じゃないぜ、そいつらは無駄に30人くらいいたんだが全員13歳から15歳くらいの糞ガキだったんだよ!
俺は急に自分がすげえジジイになったような気がしたよ。」

修正訳:「マジ冗談抜きで、30人くらいいてさ、全員13-15歳なの!!! 急にすげージジイになった気分だった。」

※ エクスクラメーションマークが3つもあるので、「歳にすごく驚いた!」という意図の文章かと思われます。

※「無駄に」「糞ガキの”糞”」は盛ってますね。w

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原文:“The presenter was some old dude who looked at best like a James Bond villain.

It was loud fast and chaotic. Lord only knows why I was on there.”

悪意訳:「司会者はすかしたジジイでちょうどジェームズ・ボンドの敵役みたいな奴だった
うるさくてめまぐるしくてごちゃごちゃしてる番組で
俺はなんでここにいるんだろうと思っちゃった」

修正訳:「司会者はちょっとスカしたジジイで、ちょうどジェームスボンドの悪役にでも出てきそうなヤツだった。
騒がしくてバタバタしててごっちゃごちゃでさ…なんでこんなとこに俺居るの?教えて神様…な感じだったよ。」

※ dude は辞書を引けば、確かに「気取った」「気障な」と出ていますが、通常 は、affected を使う場合がすこぶる多いです。
(affected 以外では、mincing とかぐらいが一般的です。「生意気な」というように若年者を対象にした単語なら他にもありますが…)

※ 一般に話し言葉としては、LOST の デブの口癖のように、単に “you” とか “guys” とか(B-boyの “yo” みたいな感じで “dude” が使われるケースが多いですから、「気取りやがった」と訳すまでもないように思います。

ま、知らない人がみればそう見えてもおかしくはないかと。
某南台の寿司屋で生で初めてみたとき僕もそー見えました。w

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