Macユーザにとって、Terminal.app で、
say hello
などと打つと、”hello” と音声が返ってくることは知られていますが、これらはあくまで英語が対象。
カナを対象にしたUNIXアプリ saykana が存在することを初めて知りました。
基本的にはターミナルから実行します。
基本は、かなの文字列を引数に指定するだけです。すぐにスピーカーから合成音声が流れます。
$ saykana こんにちわ空白を含む文字列の場合は””で囲みます。
$ saykana “こんにちわ さようなら”オプション
-v m1
声の種類を変えることができます。 デフォルトは女声ですが、m1を指定すると男声になります。
$ saykana -v m1 こんにちわ-o file
音を出す代わりに、.aiffファイルに保存します。
$ saykana -o sample.aiff ファイルに、しゅつ’りょくします。-s speed
話速を変更するときに指定します。speedには50-300の値を指定します。標準は100です。
$ saykana -s 90 ゆっくりしていってね?-h
使用方法を表示します。
$ saykana -h-f file
発声内容をファイルで指定することができます。複数行に対応します。 fileに – を指定したときは、標準入力となりますので、パイプやリダイレクトを使用することができます。
$ saykana -f in.txt
$ echo リダイレクト | saykana -f –
-o オプションでファイルに書き出すのも使える場面はあると思う。
とか感心していたら、
saykanjiコマンドを定義して漢字仮名混じり文を読み上げる
というのも発見。
mecab を使って、バックエンドで日本語解析をするという話。
ついでに…と、saykanjiコマンドの定義まで話は続いているので、興味のある方はやってみるといいかも。
# でも、助詞の「は」をちゃんと「wa」と発音してくれるのだろうか?
# そのあたりがうまくいくなら、実用レベルかもしれませんね。
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2010/05/11 03:08:01 追記
SayKotoeri 開発者の HemusAran さん(のbot) から
@stbison 漢字も読めるSayKotoeri/SayKotoeri2、およびGUIアプリのVoiceunderも是非使ってみてください! sites.google.com
と、Twitter で Mention いただきました。
SayKotoeri2 というのもあるのですね。
こちらは、まんま普通に利用可能です。
「助詞の「は」をちゃんと「wa」と発音してくれるのだろうか? 」という僕の素朴な疑問も難なく解決。
※ ただし、顔文字などで使われる記号の類が対象テキストに含まれるとエラーになったりはします。
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